年齢考察。
あと一週間ほどで、30歳になる。
まさか自分もこのときが来るとは夢にも思わなかった。
以前までは、もうすぐ30になると考えただけで、
「私の瑞々しい時代は終わるのだ」と残念な気持ちになっていた。
特に私の場合、仕事の上で過去に何も積み上げてきていないため、
身体的なことだけでなく、精神的な面で消化不良というか、目に見えない焦りというか、
若い頃を惜しむネガティブな気持ちがどこかにある。
そんなことを考えながら、今日の午後ぶらりと外を散歩していたら、
道端で年齢不詳の女性とすれ違った。
若いような年老いてるような、何ともいえない顔立ち。
彼女のことを見ていたら、年ってなんだろうと思えてくる。
実年齢より若く見える人、年相応の人、老けて見える人。
実年齢より健康である人、健康でない人。
実年齢より子供っぽい人、年相応の人、成熟している人。
年齢を基準にその人を判断する世の中だが、
年齢を気にするほど愚かなことはないのかもしれない。
だって人によって外見も内面も、そして運命も全然違うんだもの!
自分の寿命が40歳とわかっていれば、
すでに4分の3を生きてしまった自分を嘆くかもしれない。
しかし、寿命は誰にもわからない。
20代の若さを惜しむより、この先何年生きられるかわからない人生を、
精一杯生きていったほうがどれだけ意味があることか。
仮に、自分の寿命は60歳だとしよう。
すでに30の私にとって、30年がどれほどの長さかという感覚は、
あっという間に過ぎ去った過去を振り返ることでイメージできる。
残りの人生がわずか30年と考えただけでも、ぞっとしてしまうのは私だけかしら?
それとも私は欲張りなの?
若さの喪失よりも、自分という存在の喪失のほうが恐ろしい。
だって、まだ何も始めてないし何もやりきってないのだもの。
そして私の場合、老いるのが怖いのではない。
やりきったものがないまま年取っていくのが怖いのだ。
あ~~うだうだ言ってたって仕方がない。
それよりも、はじめなくちゃ。
今やらないと明日死ぬかもしれないんだから。
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