歩きながら考える。
フランスに住むようになって、昔よりよく歩くようになった。
パリはメトロやバスがそこら中を走ってるから、疲れたらすぐ乗ることができるし、
なによりパリは歩いていて飽きない街だ。
そして最近の習慣は、歩きながら考えること。
何年か前に読んだ本の中に、
「欧米人は歩きながら考えて、沓脱ぎ文化のアジア人は座ってものごとを考える」
と書いてあったのを思い出す。
題名が長ったらしかったせいで名前が思い出せないが、確かフランス人建築家の本だった。
(たまたま読んだ本の著書がフランス人だっただけのこと)
現代の日本人の生活スタイルが欧米化していて、
靴は脱いでも椅子とテーブルで食べてたりするため、この仮説を厳密に実証することは難しいけれど、
「生活習慣が違うと思考法も違ってくる」という発想はとても面白いと思った。
そんな私はアジア人だが、歩いて考えるという方法がどうやら自分には合っている。
部屋に閉じこもって考えごとだってするけれど、
ぶらりと外を歩いて通り過ぎる人や景色を見てた方がずっといい考えが浮かんだり、
歩いている間は何も出てこなくても、歩き終わった後は適度な疲労で気持ちがすっきりして、
いいアイデアが浮かんだりするからだ。
でも、不思議と作り出したいイメージは歩いてるとあんまり浮かんでこないんだな。
ただぼーっと座ってるとき、ごろんとソファに寝転がってるとき、
もしくは寝る前のベッドの中のほうがずっといい。
机に向かって手を動かしてたほうがいい場合もある。
それでふと思った。イメージと普段の考えごとは、使う脳が違うのかなと。
最後まで読んでくれてありがとう。
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