サインと印鑑。
最近、書類にサインをする機会が少しずつ増えてきた。
これも、フランス生活に溶け込んできた証だろうか。
ご存知のとおり、
欧米社会では、日本の印鑑の代わりsignature、サインを使う。
ここフランスでももちろんそれは同じ。
日本を離れて間もない頃、カルチャーショック第1弾として経験したのが、このサインだった。
初めて海外で契約に立ち会ったときのこと。
私たちがアパートの賃貸契約をする際、書類審査に出すために準備した書類は、
日本のそれと比べると、本当に山のようにあった。
保証人にはGタンの両親になってもらったのだが、その書類もあわせると50ページ以上。
フランス人のGタンでさえ、不満を漏らすほどだから、これは異例だったのかもしれない。
そして、最終的に契約書と書類のコピーを提出するのだが、
信じられないことにそのすべての書類にサインを求められた。
日本では、契約書が複数にわたる場合、
1つの文書であることを証明するために、割り印という
昔からの便利な方法を利用するが、こちらはサインの社会。
その上、今回はGタンと保証人である彼の両親、すべてのサインが必要とあって、
みんなでサイン大会。ぶつぶついいながらひたすらサインをすることに。
これらを見ていると、日本の割り印の素晴らしさを誇りに思わずにはいられない。
ところで私が初めて自分の印鑑を手にしたのは、
確か中学校卒業時だったと思う。学校から卒業記念品として頂いたのだ。
実際に使い始めたのは、高校卒業時あたりからだっただろうか。
そして少しずつ個人的な契約時に、必要となっていったものだ。
実は、こちらのフランス人もサインが必要となるのは、大人に近づいてから。
Gタンに関していえば、中学生あたりからサインを練習して、
今もずっと同じサインを使い続けているとのこと。
たとえサインを改変したくても、さすがに今からサインを変更することは、困難なようだ。
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